真央、好調の裏に小顔マッサージ

 24日(現地時間23日)のバンクーバー五輪フィギュアスケート女子ショートプログラムで2位発進となった浅田真央(19)は、行きつけの整体院「龍生堂」(名古屋市)で、通常のスポーツ整体と別に、謎の“小顔マッサージ”を受けていた。顔を引き締め、美しく見せるだけでなく、実はジャンプの回転のキレにも効果があるという小顔治療。どんな施術なのか、実際に施術してもらい、探った。

 真央が、“個人トレーナー”ともいえる龍生堂の呉藤龍生(ごとう・たつお)院長(43)のもとに通い始めたのは、04年の初夏から。昨年12月29日には「全身に筋肉痛と疲れがたまった状態」(院長)で訪れ、2時間近くかけ体をオーバーホール。また、五輪直前の1月16日と23日にも最後の手入れを受け、「金メダルを取ってください」という院長のエールに、笑顔を見せていたという。

 筋肉をほぐし、疲労をとるスポーツマッサージを受けることが多いが、「おととしの秋からは、小顔のマッサージも受けていかれます」と院長は明かした。エステのメニューにあるような“小顔法”? アスリートと縁がなさそうだが、院長は「スケートとも関係があります」とアピール。一体、どんなマッサージなのか。院長に無理を言い、アラフォー男の記者が、同じコースを体験させてもらった。

 「男性にやるのは初めてです」と院長は苦笑する。まずうつぶせになり、首、後頭部、背中のバランスを矯正。さらに頭部のマッサージを受ける。続いて秘密兵器の「吸い玉」が登場。真空にしたガラス球で顔をカポカポと吸ってもらう。「むくみを取る効果がある」とか。さらにお灸(きゅう)。熱くはなく気持ちいい。これは「あごの関節の炎症をとるため」。最後に顔全体を力強く入念なマッサージ。首から上がスッキリした感覚があり、間違いなく顔の血行はよくなった。ちなみに約60分で6000円だ。

 首や頭部のバランスを矯正することで「ジャンプの回転がよくなる」と院長。軸がブレないということか。さらに顔が引き締まり、りりしく見えることで「受けた後は、真央ちゃんは自信を持ってリンクに立ってますね」と力説する。昨年10月にも小顔術を受け、喜んで帰ったという。

 この日は、忙しい仕事のかたわらテレビ中継に見入り、拍手を送った。「まだフリーで逆転できますよ」。帰国したら、真央の疲れをほぐしてあげたいという呉藤院長。その首には、金メダルがかかっていることを信じている。

群馬で死亡ひき逃げ、45歳女を逮捕

群馬県前橋市の路上で66歳の女性が23日夜遅くひき逃げされ死亡した事件で、警察は24日未明に45歳の女を逮捕しました。

 この事件は、23日午後11時ごろ、前橋市北代田町の県道で、近くに住む無職、新井弘子さん(66)がひき逃げされ、死亡したものです。

 警察によりますと、現場からおよそ1キロ離れた青柳町の住宅の駐車場で、フロントガラスにヒビが入るなどした乗用車を発見、主婦の中村きよみ容疑者(45)を、自動車運転過失致死の疑いなどで逮捕しました。

 中村容疑者は警察の取り調べに対し、「何かにぶつかった音がしてフロントガラスが真っ白になった。怖くなって家に帰った」と供述しているということです。(24日09:33)

美しく ガラスびな登場 小樽

「大正硝子 ギャラリー蔵」(小樽市入船1丁目)に、ガラスで制作したひな飾りがお目見えした。観光客らはひと足早く、桃の節句の華やいだ雰囲気を味わっている。

 ガラスの街、小樽にふさわしいひな飾りを、と同社の久末智章社長がガラス工房「グラスフォレストin富良野」(富良野市)を主宰する河野克佳さんに制作を依頼。約3カ月がかりで完成させた。

 人形はいずれも高さ20センチ前後の7段飾りで、人形の表情も繊細に表現されている。

 同社では105万円で販売している。問い合わせなどは同ギャラリー(0134・22・2299)へ。

倒れてガラスを破った女性を救助 山本愛果さんに感謝状

転倒して動けなくなった女性を助けたとして、東京都の八王子消防署は八王子市長房町の市立船田小学校6年、山本愛果さん(12)に署長感謝状を贈った。同校の全校集会で桜井高清署長が感謝状を手渡した。

 同署によると、市内の団地4階に住む女性(67)が1月24日朝、自宅で持病のため転倒し、窓ガラスを突き破って上半身をベランダに出した状態で動けなくなった。

 近くの公園で遊んでいた山本さんが約4時間半後、「助けて」との声を聞いて女性を発見。2階の住人に119番通報を依頼し、救急隊が来るまで女性を励まし続けたという。

 女性にけがはなく、脱水症状で病院に運ばれたが無事だった。同署は「女性は割れたガラスの上に腹部を乗せた状態で、放置すれば危険だった」としている。

ガラスのアーケード整備へ/丸亀町商店街

高松丸亀町商店街振興組合(古川康造理事長)は15日、同商店街北端のA街区(丸亀町壱番街)と、今年複合ビルや再開発ビルが順次完成するB、C街区に、ガラスのアーケードを整備すると発表した。上層階のテナントが屋根で隠されることを防ぐため、既設アーケードの2倍に相当する約17メートルの高さに設置。同振興組合では「来街者に開放的な雰囲気を感じてもらいたい」としている。

 同日、香川県高松市内で開かれた市中心市街地活性化協議会で報告した。

 同振興組合によると、アーケードはA~C街区をつなぐ長さ約160メートル。高さはビルの4階部分に相当する約17メートルで、ビルに架けたり鉄骨の支柱で支える。

 屋根は常時開放式で、排煙装置などをつけずに軽量化を図った。複数のガラス屋根を階層的に組み合わせることで、雨の浸入を防ぐことができるとしている。

 今後は国の補助金申請手続きを経て、5月ごろに着工。11月の完成を予定している。事業費は約6億1千万円。

巨人選手の車上荒らし容疑で逮捕 野球用具戻る

神奈川県警座間署は15日、プロ野球巨人の加治前竜一選手(24)の車から野球用具などを盗んだとして、窃盗の疑いで住所不定、無職徳本孝之容疑者(41)=覚せい剤取締法違反の罪で起訴=を再逮捕した。

 同署によると、徳本容疑者は「盗んだ後にプロ野球選手の物と気づいた。ほかに車上狙いなどを200件くらいやった」と供述。同署が裏付け捜査している。

 野球用具は1月末に返還され、加治前選手は「グラブがキャンプ前に戻ってきて助かりました」と同署に感謝の言葉を伝えたという。

 逮捕容疑は1月22日朝、同県厚木市内の駐車場に止めてあった加治前選手の車のガラスを割り、ゴルフバッグや野球用具などを盗んだ疑い。

 覚せい剤取締法違反(所持)容疑で徳本容疑者の逮捕状を取っていた座間署が、窃盗事件があった1月22日正午すぎ、相模原市内のスポーツ用品店前で徳本容疑者を発見して逮捕。乗っていた車から加治前選手の野球用具などを見つけた。

藻を防ぐ繊維開発 県産業技術研究所

県産業技術研究所三河繊維技術センターが、観賞魚の水槽に藻が発生するのを防ぐ繊維を開発した。環境に優しい原料を使っており、効果が長持ちする特徴がある。同センターの担当者は「養殖や水耕栽培など他分野での需要も見込める」と話しており、早ければ2011年春にも商品化する。

 同センターと繊維関連会社「ティビーアール」(豊川市)、化学品製造会社「出光テクノファイン」(東京)が08年度から共同で取り組んできた。

 観賞魚の水槽のガラス面には藻が発生することが多く、藻を殺す薬剤や、藻類の成長成分を吸着するシートなどが市販されている。だが、薬剤は水槽内の魚や水草への悪影響が心配され、吸着シートは有効期間が1カ月と短いという問題点があった。

 今回、開発したのは、藻の成長を抑制する抗菌剤をポリエチレンに練り込んだ直径50ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)の繊維で、これをモール状に編むことで水との接触面積を増やし、藻を防ぐ能力を高めている。

 抗菌剤が水に溶け出さないため、水槽内の生物に影響を与えず、効果も半永久的に持続する。同センターの試験では、藻を防ぐ措置をしない場合と比べ、藻の発生率が6分の1に抑えられたという。

 抗菌剤には372種類の菌、カビ、藻の発生を抑制する効果があり、同センターは川魚の養殖や池の水質浄化などでも応用できると見込んでいる。

 蒲郡商工会議所で5日に開く繊維技術講習会で、開発成果を発表する。(問)同センター=電0533(59)7146

 (大村歩)

ガラス製なべぶた:事故相次ぐ 加熱中に突然破損 /東京

ガラス製のなべぶたが、加熱中に突然破損する事故が相次いでいる。都内の消費生活相談窓口に99~08年度の10年間で23件の相談が寄せられたほか、都生活文化スポーツ局が実施したインターネット上のアンケートでは回答者2100人の7・4%が破損を経験しており、同局が注意を呼びかけている。

 消費生活相談窓口への相談は、23件のうち調理中の破損が18件でもっとも多く、ガラスの破損によりけがをした事例も4件あった。

 同局のアンケートで「破損を経験したことがある」と回答した人に割れ方を尋ねたところ、「クモの巣状に細かくひびが入った」が36・8%ともっとも多く、「破片が細かい鋭利なかけらになった」が30・7%で続いた。割れたときの状況では「まだ熱い状態で水をかけたり、水に浸して破損した」が35・1%、「床・流し台等に落としたら破損した」が26・3%、「普通になべまたはフライパンの上で加熱していて破損した」が19・3%だった。

 同局が都内のスーパーや百貨店などで購入したガラス製なべぶた55商品を対象にひずみなどの品質調査を実施したところ、すべて「強化ガラス」に該当したが、一部「耐熱強化ガラス」など誤解を招く表示のされている商品もあった。

 また、破損再現テストでは、コンロの炎に近づけて強く熱した場合やなべの上でふたをずらして熱した場合、加熱直後に水に浸したりした場合に破損する割合が高かった。【市川明代】

〔都内版〕

毎日新聞 2010年2月4日 地方版

反対住民ら、市長に請願/呉

呉市川尻町小仁方(こ・に・がた)地区で、民間業者が建設を計画する医療系廃棄物の「リサイクル工場」が波紋をよんでいる。地域住民らは、「小仁方の環境を守る会」(吉野多聞会長)を結成。1月28日には「病院などから出る感染性産業廃棄物の処理や保管・搬入で、快適な住環境が壊される」と6400人余りの反対署名を添え、市長あてに処理場の業務を許可しないよう請願した。

 建設を計画する東広島市の廃棄物処理業者によると、海岸沿いの自社用地に鉄骨平屋建て工場(面積約520平方メートル)を建て、廃棄物を自動的に選別、高温高圧処理する設備を導入する。扱うのは主に医療系廃棄物で、処理後に再利用できる金属やガラスを回収。プラスチック類は燃料資源に再生する。

 処理能力は1工程5立方メートル(約3時間で処理)で、1日最大約40立方メートル。「最先端のシステムで、同様の設備は北海道・白老町など全国5カ所に導入されている」という。

 業者側は昨年12月に2回、地元住民に説明した。しかし自治会側は「突然の話で、計画の詳しい資料もない」として処理方法や安全面の質問文を業者側に送り、回答を求めた。「守る会」の吉野会長(71)は「住民は感染性廃棄物に不安を抱いている。業者は質問を真摯(しん・し)に受けとめて回答してほしい」と話す。

 感染性廃棄物(感染性病原体が含まれ、付着している廃棄物など)は環境省が処理マニュアルに基づき、指導している。市環境政策課は「マニュアルに照らして問題がなければ、処理場の操業を許可せざるをえない」と話している。(中川正美)

名古屋3人ひき逃げ死、4人逃走 外国語話す人も

1日午前0時55分ごろ、名古屋市熱田区六番3丁目の国道1号交差点で、乗用車が歩道に突っ込み、男女3人を次々にはねた。3人は病院に搬送されたが、全身を打ち、間もなく死亡した。乗用車に乗っていた約4人の男女は事故直後、走って逃げていて、熱田署はひき逃げ事件として捜査している。

 同署の発表によると、死亡したのは同市港区稲永4丁目、会社員中野義孝さん(34)▽同市熱田区大宝1丁目、会社員山本真さん(29)と、30歳くらいの女性1人。互いに面識はなかったとみられ、同署は身元を確認するとともに、同日朝から実況見分を始めた。

 現場は片側3車線の国道と片側2車線の市道が十字に交わる通称「六番町交差点」で、地下鉄名港線六番町駅の出口付近で、熱田神宮の西約2キロ。乗用車は白のトヨタ製セルシオで、岐阜ナンバーだったという。

 同署が目撃者から聞いた話によると、国道を西向きに直進していた乗用車は、交差点で対向車が右折してくるのを避けようと左にハンドルを切った後、ガードレールをなぎ倒して歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた3人をはねたという。

 乗用車はさらに歩道沿いの駐輪場に突っ込んで自転車十数台をはね飛ばし、交差点から30メートルほど西へ進んで金網にぶつかり停止した。フロントガラスは大きくひび割れていた。弾みでスピンしたらしく、車体の前後とも大破しており、進行方向と逆向きに止まっていた。

 110番通報したタクシー運転手(54)は「逃げた4人ほどの中には外国語を話していた人もいた」と話している。また同署によると、目撃者が「逃げた人たちは、だぼだぼの服を着ていた」と話しているという。