梅田新道交差点近くに複合ビル「梅新ビル」-来年7月竣工目指す

12月19日10時15分配信 梅田経済新聞

 アセットマネジメント会社のユニファイド・キャピタル・ジャパン(東京都中央区)は、特定目的会社を通じて「梅新ビル」(仮称)(大阪市北区曽根崎2)開発プロジェクトを進めていると発表した。

 梅田にある鉄道7駅から徒歩10分以内の好立地にある同ビル付近では、近年多数の再開発が行われ、同ビル西隣の梅新第一生命ビルも昨年10月に竣工(しゅんこう)したばかり。

 建物は地上9階、地下1階で、延べ床面積は約1,987平方メートル(予定)。外観はガラスのカーテンウォールを採用し、基準階部分は3面からの自然採光を可能にした。2階~9階は、オフィスユーザーをはじめとしたテナントを想定しているが、低層階はガスや給排水の引込みも可能で、オフィスユーザーのみならず、クリニックやエステティックサロンなどの入居にも対応するという。

 そのほか24時間監視のセキュリティー設備やカードアクセス入退室方式なども導入する。地上1階には物販店舗が入居する予定で、地下1階へは飲食店を誘致し、上層階入居者への利便性も図る予定。

 竣工は来年7月下旬を目指し、春には入居者向け内覧会を行う予定。

ゲストハウス「モノリス」が高崎進出-ガラス張りのチャペルにはアクリルのいす

12月10日20時30分配信 高崎前橋経済新聞

 ウエディングプロデュース、レストランの運営を手がける「ノバレーゼ」(本社=東京都港区)は12月8日、高崎市に婚礼貸し切りタイプのゲストハウス「高崎モノリス」(高崎市貝沢町、TEL 027-361-9966)をオープンした。

 北関東への出店は2006年5月にオープンした「宇都宮モノリス」(栃木県宇都宮市)に続く2店舗目。同社は「高崎モノリス」出店に先駆け10月18日、問屋町にドレスショップ「ecruspose(エクリュスポーゼ)」をオープンしている。

 「当社の調べでは、高崎市は挙式の市外流出が少なく、前橋市、伊勢崎市、太田市、桐生市など市外からの流入が多いため、ブライダルにおいて注目の集まっているエリアと判断した」(同社担当者)という。

 「高崎モノリス」のデザインコンセプトは「和モダン」。黒を基調に落ち着いた色合いでまとめた空間にガラスやアクリルを多用しているのが特徴で、一面ガラス張りのダイニングから日本庭園が見渡せる。

 建築デザインは垂見和彦さん、照明は武石正宣さん、造園は久保造園(京都府)が担当した。垂見さんは国内だけでなく中国・上海でも活躍しており、武石さんは国立科学博物館新館の照明を、久保造園は比叡山延暦寺阿弥陀堂などの庭園を手がけている。

 チャペルはガラス張りで、「都内で人気の水に囲まれた独立型。四方から差し込む光が白い床に反射して創り出す幻想的な空間を生かすために、いすはアクリル製」(同)だ。

 高崎、前橋には婚礼貸し切りタイプのゲストハウスが約7~8カ所あるが、イギリスや南フランスなどヨーロッパを意識したものが多い。「『和モダン』テイストは宇都宮でも評判がいい。高崎もほかにないので新鮮な印象を持ってもらえると思う」(同)と胸を張る。

 料理はレストラン「キハチ」(本店=東京都中央区)、「レ・ブルターニュ」(仏)などで修行したシェフ、早川幸光さんが「赤城牛、尾瀬ダイコン、尾瀬トマトなどを取り入れ地産地消メニューを展開」(同)する。

 ダイニングはオープンキッチンを併設しており着席で60~140人、200人前後までの立食パーティーを受け付ける。婚礼の場合、土曜・日曜・祝日は昼夜各1組の利用に限定。平日はランチタイム(11時~15時)に限りレストランとして営業する。

【エコプロダクツ08】横浜ゴム、エコ・フラッグシップタイヤなど展示

12月8日19時10分配信 レスポンス

横浜ゴムは、11 – 13日の3日間、東京ビックサイトで開催される「エコプロダクツ2008」に9年連続で出展すると発表した。今年の同社のテーマは「信頼される環境貢献商品の開発」。

タイヤでは、10年前からエコタイヤとして販売を続けている『DNA』シリーズの各種タイヤをパネル展示し、最新の「DNA」商品としてオレンジオイル配合で省燃費性能を発揮する「DNA Earth-1」、「DNA」シリーズ中最高の省燃費性能を持ち非石油系資源の使用率を80%に高めたエコ・フラッグシップタイヤ「DNA dB super E-spec」の実物を展示する。
 
タイヤ以外では、廃タイヤを利用して道路の騒音を低減する「多孔質弾性舗装材」、省エネ型コンベヤベルト「エコテックス」、冷暖房効率が良く省エネ効果の高い複層ガラス用シーリング材、車椅子での床ずれを防止するエアーセルクッション「Medi-Air」を展示する。
 
また、12日にはレーシングドライバーの片山右京氏を招き、横浜ゴム展示ブースでトークショーも開催する。
 
同社は「ecoMOTION」のスローガンの下、環境社会貢献活動の支援を行っており、来年1月、片山右京氏がダカールラリーにバイオ燃料車で参戦するプロジェクトもサポートする。
 
このほか、国内外の生産拠点に「杜」を作る「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトの植樹祭や、WWF(世界自然保護基金)JAPANに入場料・募金を寄付したチャリティコンサート「LIVE ecoMOTION」のパネル展示も行う。

《レスポンス 編集部》

[特集]「D3X」で発売前に試し撮り! ニコンの頂点に立つデジタル一眼の画質は?

12月4日16時53分配信 BCN

 ニコンが12月1日に発表し、19日に発売するプロ向けのデジタル一眼レフカメラ「D3X」。35mmフルサイズ「FXフォーマット」で2450万画素と非常に高精細なCMOS撮像素子を搭載し、実勢価格が89万8000円前後と、まさにプロ御用達のカメラだ。ニコンのデジタル一眼レフの頂点に君臨するこのカメラの実力を実際に試してもらおうと、同社では12月3日、Web系メディアを集めて製品説明と試写の体験イベントを開いた。その模様と、実際に撮影した画像をご紹介しよう。

●どこがどう違う? D3とD3X

 最初に「D3X」のプロダクトマネージャーを務めるニコン・映像カンパニーの梶英信副主幹が製品説明を行った。まず、ボディに関しては「D3」と「D3X」はほぼ同じだ。ロゴを見なければ一目では区別がつかない。操作性もほとんど同一で、「D3」と「D3X」を持ち替えても全く違和感なく撮影できるようにしたという。

 多くの部分で両モデルの仕様は共通だが、大きく異なるポイントがいくつかある。最大の違いは撮像素子。2450万画素とD3と比べ倍以上の高画素数のセンサーを採用した。梶副主幹によると「供給元はソニーだが、あらゆる部分でニコン独自のチューニングを施しており、ソニーのα900の撮像素子とは全くの別物」だという。D3との価格の差は「ひとえにこの撮像素子によるもの」(梶副主幹)と説明した。さらに本体内のメモリ容量もD3の倍に増量しており、こうした基本機能の強化を価格に反映している。

 次に異なるのがISO感度。D3の常用感度が200-6400と広いのに対し、D3Xは100-1600とやや狭い。圧倒的な高精細画像を撮影することができるカメラとして位置づけ、感度よりも画質を選択した結果だ。そのため、画像のそのものの緻密さが要求されるネイチャーフォトやスタジオでのファッション・ビューティー・商品撮影など、まさにプロフェッショナルな用途で使うカメラといっていいだろう。

 こうした画質優先の仕様は毎秒の連写速度にも影響している。FXフォーマット時にD3では最高で秒9コマだったのに対し、D3Xでは秒5コマと遅い。画素数が倍増した分1カットのデータ量がRAWモードで最大50.6MBと倍増したためで、ある程度やむをえないところだ。ただ、スタジオの大型ストロボを使った撮影では、ストロボのチャージ時間が必要なため高速連写はできない。用途を考えれば十分なコマ速といえそうだ。

 また、コントラストの強い状況でも諧調を残しながら撮影することができる「アクディブ D-ライティング」も強化。D3では、「強め」「標準」「弱め」の3段階だったが、それに「オート」と「より強め」を加えた5段階に増やした。その他細かいところでは、より省電力になり1コマ撮影モードでの連続撮影コマ数が4300から4400に増えたほか、本体重量も1220gと20gほど軽くなっている。新しい撮像素子にはADコンバータが内蔵されているため、取り付け部分の構造がシンプルになり軽量化につながった。

●さすがの高画質。ブローニー判カメラの代替にも

 ところで、ニコンのFXフォーマットは35mmフルサイズの36×24mmに比べほんの少し小さい。D3やD700は36.0×23.9mm。一方D3Xは35.9×24mmだ。こうした微妙な違いが生じる理由について、梶副主幹は「有効画素数内にあるイメージサークルをフルに機能させるために、開発時点で最適なところを探す。そのためセンサーによって最適な値が若干異なり、微妙なサイズの違いを生んでいる」と説明した。

 会場には、名物レンズの「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」や12月5日に発売する「AF-S NIKKOR 50mm F1.4G」をつけたD3Xを3台並べ、撮影の操作感を確かめられるようになっていた。これだけそろえると総額は331万5600円にものぼり、手に取るだけでも緊張してしまう。そのまわりにはD3Xで撮って全紙に引き伸ばした作例が9点展示されていた。いずれも35mm判の一眼レフで撮ったとは思えないほどクオリティの高い写真ばかり。同社ではブローニーフィルムを使う6×6や6×7、6×9といった中判カメラに匹敵する画質としており、価格の高さもうなずける。

 D3Xは、見た目もさることながら、操作感やシャッター音もD3とそっくり。D3ユーザーなら何の迷いもなくすぐに使いこなすことができるだろう。逆に似すぎていて、撮影の現場で取り違えてしまうこともあるかもしれない。グリップを握ったときに、明らかにわかるようなちょっとした仕掛けがほしかった。

 また、会場の片隅には、「AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G (IF)」をつけたD3Xを三脚に載せた状態でセットした「物撮り」の体験コーナーもあった。製品説明に続いて、各参加者がここで実際に撮影してみる趣向だ。被写体はテーブルクロスの上に並べたカラフルなキャンディーや小さな置物。左右にレフ版を置き、真上からソフトボックスに入れたモノブロックストロボで照らして撮影した。

 まず、ISOを100にセットし、シャッタースピードを250分の1、絞りはストロボの光量に合わせてF16で撮影してみた。カラーバランスはストロボモードにセットし、その他の設定はデフォルトの状態だ。最初に気がつくのは高画素数センサーの実力の高さ。犬のディテールの細やかさや、砂糖をまぶしたキャンディーの質感はすばらしいの一言。後ろにあるガラスももよく表現できている。一方、ノイズは非常に少なく滑らかな画像だ。

●ISO感度の安全域は400ぐらいまでか? キッチリした灯りで撮りたい

 次に、ISO感度別にどれくらい画像にノイズが乗ってくるかを確かめるために、感度を上げながら撮影してみた。セッティングは上記と同じだが、露出の調整が難しいためストロボは使用せず、モノブロックストロボのモデリングランプのみでライティングした。

 露出は絞りF4の絞り優先オート・マルチパターン測光でカメラ任せ。カラーバランスはタングステンモードを使用した。0.3段刻みのオートブラケットで撮ったが、最も状態がよかった+0.3段の画像を比べてみることにする。ストロボ使用時に比べ、カラーバランスが若干異なるが、撮影時のままの画像を見て頂くために一切加工は施していない。この点ご容赦願いたい。

 ISO 100ではストロボ使用時と同じく滑らかな画像だ。絞りを4と開け気味にしているので、前後が大きくボケているが、その部分でもノイズは少なくきれいにボケている。ISO 200では、ほんのわずかにノイズが乗ってきているが、ほとんど影響ないレベルだ。

 ISO 400になると、少しノイズが増え始める。しかし、このあたりまでなら十分美しいレベルといっていいだろう。ISO 800になると、明らかにノイズが増えてくる。この感度での撮影は被写体を選んだほうがよさそうだ。1600では暗部を中心にかなりノイジーな画像になってくる。ノイズに関しては、だいたいISO 400あたりまでが安全域と考えてよさそうだ。

●ツートップ体制で臨むFXフォーマット、DXフォーマットはどうなるの?

 同社では「D3」と「D3X」を併売する予定で、それぞれ異なった用途のカメラとして使い分けてほしいとしている。「D3」は連写速度の速さや高感度でもノイズが少ない特徴を活かし、スポーツや報道といった用途や、三脚を使わずに撮影するポートレートなどで威力を発揮する。もちろん価格が「比較的」安いので、ハイアマチュアのメインカメラとしてもいいだろう。

 一方「D3X」は、画質の高さが最優先される場合に使うカメラ。スタジオのように照明を完全にコントロールできる環境や、三脚でカメラを固定して雄大な自然を撮るような際に真価を発揮するだろう。また、機動性の高い中判という位置づけで手持ち撮影も可能だが、手ぶれを補正するVRレンズとの組み合わせ、さらに十分なスピードでシャッターが切れる時に限定したい。これだけの画素数が多くなると小さなブレでも目立ってしまう。三脚も可能な限りガッチリしたもの使ってしっかり撮りたいカメラだ。

 ところで、ほぼ1年の間に3機種もフルサイズモデルを出したニコン。同社のデジタル一眼は今後フルサイズに収斂していくということになるのだろうか? 梶副主幹に今後の戦略をたずねると「現在、APS-CのDXフォーマットと35mmフルサイズのFXフォーマットの2つの系統があるが、いずれどちらかに収斂させるということではない。どちらのフォーマットにもニーズがあり、お客様の声を聞きながら両方のフォーマットを並存させていく」と語った。

 今年はフルサイズのデジタル一眼が数多く登場した年だった。ニコンの「D700」、ソニーの「α900」、キヤノンの「EOS 5D MarkII」、そしてニコンの「D3X」。BCNランキングで集計したデジタル一眼レフに占めるフルサイズモデルの10月現在の構成比は、台数が3.1%と少ないものの、金額では10.3%と既に1割を超えている。画質がいいフルサイズはプロだけでなくアマチュアでも選択する人が増えており、今後しばらくは、フルサイズデジタル一眼の拡大基調は続くと考えてよさそうだ。(BCN・道越一郎)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで123品目を対象としています。

スプレー缶破裂:ヒーター近く 窓ガラス8枚割れる--富士宮 /静岡

12月3日11時0分配信 毎日新聞

 ◇ヒーター近く、「40度以上の場所に置かないで」
 2日午前8時40分ごろ、富士宮市上条の無職、大塚泰一さん(65)方で、石油ファンヒーターの前に置かれた消臭スプレー缶が破裂し、大塚さん方の窓ガラス8枚と、天井の一部を破損した。家には大塚さんと母ハルさん(92)がいたが、けがはなかった。
 富士宮署の調べでは、破裂したのは480ミリリットル入りのトイレ用消臭スプレー。石油ファンヒーターから約20センチ離れた床に置かれていた。大塚さんが午前8時ごろ、スプレー缶に気付かずにファンヒーターを付け、約40分後に破裂した。スプレー缶には火気厳禁の注意書きがあった。
 スプレー缶を販売するメーカーによると、密封された缶が温められると内部の気圧が上がり破裂して、噴射剤に使われている液化石油ガス(LPG)などに引火して爆発する可能性があるという。担当者は「冬場には同様の事故が起きる危険がある。注意書きにあるように40度以上になる場所には絶対に置かないでほしい」と注意を呼びかけている。【山田毅】

核シェルターを改造した超頑丈なデータセンター

11月30日11時45分配信 ギズモード・ジャパン

こちら、ストックホルムの中心部30メートル真下に掘られている核シェルターだったのですが、スウェーデンの大手ISPがサーバーを置いて、007も欲しがる!? データセンターへと変身させたのです。

ここは、緊急時の補助発電機として、ドイツ製の潜水艦用エンジンが、搭載されていたりします。そのうえ、サーバーを冷やすために、1.5メガワットの冷却システムがあったり、そのほかにも、データセンターとしての機能もすごいようなのですが、そこで働く15人のスタッフ達が気持ち良くお仕事できるように、人工日光、グリーンハウス、滝などを設置したり、2600リットルの大きな水槽が設置されているそうです。そして、空調システムも万全で、ガラス張りの会議室の床には、月面地図が描かれているそうです。

スタッフにとっても、データにとっても助かる頑丈な作りも、このデータセンターの特徴の1つ。なんと、近くで水素爆弾が爆発しても、ビクともしない程、強度な作りとのこと。

そんな、元核シェルターのデータセンターってどんなかんじか? ちょこっとお見せしたいと思います。

ここは、もともと冷戦時代に作られた核シェルターで、「Pionen White Mountains」と呼ばれていたそうです。今回、核シェルターをデータセンターに改造するのにBahnhof社は、インフラを構築するために、4000立方メートルの岩を堀り出したり、バックアップエンジンに、2つのマイバッハ製のディーゼルエンジンを使用したり、今も、潜水艦用の警笛を使ったりと、社長のコダワリを沢山詰め込んで、それには1年を要したそうです。

ちなみに、社長さんは、SF映画が大好きということで、あるSF映画からインスピレーションをうけ、今回の設計に組み込んでいるそうです。月面地図とか、これを聞くとナルホド~とか思っちゃいました。

参照サイト : http://royal.pingdom.com/2008/11/14/the-worlds-most-super-designed-data-center-fit-for-a-james-bond-villain/#comment-305066 [RoyalPingdom]

Kit Eaton(訳:junjun)

道後ぎやまんの庭:会社更生手続き申し立て 負債12億円 /愛媛

11月26日17時2分配信 毎日新聞

 松山市道後鷺谷町でミュージアム「道後ぎやまんの庭」やレストランなどを経営する株式会社道後ぎやまんの庭が、負債約12億円を抱えて経営が行き詰まり、21日に松山地裁に会社更生手続きの申し立てをしたことが分かった。ミュージアムなど施設の営業は継続する見通し。
 同社は05年1月にミュージアムを開いた。3階建ての施設には江戸、明治、大正期のガラスの器など約300点を並べ、ガラス製品などを販売するショップやレストランも併設していた。
 しかし保全管理人に選ばれた高橋直人弁護士によると、初期投資の金額が大きく、負債が膨らんだという。今後は会社更生法の手続きの下で経営再建を目指す。同ミュージアムの広報担当者は「今後も存続をして、地域に貢献したい」と話している。【後藤直義】

日比谷に期間限定「新世代」スケートリンク-クリスマスイルミも

11月26日9時55分配信 銀座経済新聞

 三井不動産(中央区)は12月5日、日比谷公園前の三信ビルディング跡地に多目的オープンスペース「日比谷パティオ」(千代田区有楽町1)を期間限定でオープンし、「日比谷に、日々 新たなアカリを灯す」との「願い」を込めたプロジェクト「ヒビアカリプロジェクト」を同時スタートする。三井不動産はgCUBEやギンザ・グラッセなど銀座エリアでの商業施設の開発・運営に力を入れている。同スペースの運営・管理は日比谷アカリプロジェクト事務局。

 日比谷パティオは、日比谷地区の「さらなる活性化・発展につながる情報発信の場」(同事務局)として、同地開発計画に着手するまでの約2年間の期間限定(暫定)でオープン。欧州の街の中心的広場で休日になると人々が集まり、食事や読書や音楽を楽しむ「パティオ」からインスピレーションを受け、ネーミングにも引用。「こういった公園や広場で育まれる『パークライフ』という概念を日本にも広めていきたい」(同)という。

 スペース内には、ランニングやストレッチ、ワークショップ向けの広場やアート作品のインスタレーションやライブステージなどを行う6台のコンテナを常設。時間帯や曜日、季節ごとにメニューが変わる移動式フードワゴンなども開設する。総面積は約2,700平方メートル。

 オープニングイベント「ヒビアカリ プロジェクト オープニングプロモーション」の一環で登場するのは、氷を使わないスケートリンク「日比谷パティオ スケートリンク」。リンクサイズは20メートル×25メートルで、氷に代わりポリオレフィン系樹脂をベースに開発した素材を使用したパネル上に専用ワックスを散布した「新世代スケートリンク」で開催は来年1月4日まで。クリスマスイルミネーションイベント「キャンドルインスタレーション」(18時~21時)も同25日まで開催する。

 アートコンテナでは、ガラス作家・青木美歌さんの作品展「飛ぶための準備」や、フォトグラファー長谷良樹さんによる写真展「THE HAPPINESS WITHIN」を同25日まで開催するほか、ライブコンテナでは同5日、6日と17日、23日にそれぞれ、BOSSA VOCAL「Precombo」、二胡とアコーディオン「aco-nico」、JAZZ VOCAL「Latinami」、邦楽トリオ「goez’on」がライブを開催する予定。

 このほか来年1月17日には、「ヒビアカリ スペシャルプロジェクト」と題し、アートプロジェクト「テオ・ヤンセン(Theo Jansen)展」の開催を予定。特設会場内にオランダ・イップンブルグからプラスティックチューブで作られた風力で歩行する「骨格」のような外観の構造体「ストランドビースト」がお目見えするなど、今後のイベントにも注目が集まる。
 
 開園時間は9時30分~21時。

遼を守れ!爆弾処理班待機、皇族並み800人厳戒態勢!

11月25日8時31分配信 スポーツ報知

 遼を守れ-。石川遼(17)=パナソニック=が出場する男子プロゴルフツアーのカシオワールドオープン(27日から)の会場、高知・Kochi黒潮CC(7300ヤード、パー72)に国内プロスポーツ界異例の爆発物処理班を待機させる超厳戒態勢が敷かれることが24日、分かった。クラブハウスなど2度にわたり爆破襲撃されたことを受け、高知県警が配置を決めたもの。この日、発表された世界ランクで117位から67位に浮上した石川はコース入り。恐怖に負けず今季2勝目を目指す。

 まさに超厳戒態勢だ。石川を始めとする選手、ギャラリーの安全を確保するため、高知県警は爆発物処理班を投入することを決めた。県警では「爆破予告などに対応するため、爆発物処理班を待機させる」詳細は警備上の問題で明かせないが、早ければプロアマ戦の行われる26日から、コース近郊に待機させることになるという。

 今大会は、2度の爆破襲撃を受けた。18日夜はクラブハウスのガラスが割られ、22日には高知市内の食品卸業「旭食品」本社の玄関のガラス9枚が割られた。同社は大会協賛企業で、竹内克之会長が同CCを経営する黒潮観光開発の役員を兼務している。県警によると、両現場には、手りゅう弾の破片とみられる金属片や安全ピンが落ちていたほか、爆発の衝撃でできたとみられる穴が床に開いていた。爆発物はいずれも手りゅう弾とほぼ特定し、詳しい鑑定を進めている。

 こうした状況を踏まえ、県警ではこの日からコースや近辺の宿泊施設など約30か所を100人の警察官が巡回し、24時間態勢で警備。爆発物処理班も含め、これほどの警戒態勢は、プロスポーツイベントとしては異例中の異例だ。高知県でも皇室関係者らが来場した02年国体以来。この日も一般ギャラリーが入場できないにもかかわらずゴルフ場へ続く一本道の2か所で検問。県警は「大会が始まればプラスする」と話した。大会中の警官を含めた延べ警備人数は例年の1・5倍の約800人になる見込みだ。

 ものものしい雰囲気が漂うこの日、石川は大会関係者らへのあいさつにコースを訪れた。宮崎から高知へ大半の選手が飛行機で移動するなか、父・勝美さん(52)の提案で車と船で移動。約12時間の移動にも「あんなに長く船に乗ったのは初めて。良かったです」と楽しんだ様子。ゴルフ場へ向かう途中の検問では選手証の提示を求められ「来るまでは不安もあったけど、ここまで厳しくやってもらっているので安心。これまでと同じように戦っていく」。

 この日、発表された世界ランクで117位から67位に浮上。「(残り2試合で)優勝、5位以内なら50位以内に入れるのでは」と、ツアー関係者。来年のマスターズに出場できる世界ランク50位入りも見えてきた。

 「まさか自分に50位が見えると思っていなかった。チャンスがあるなら、それを逃さないようにやりたい。マスターズに出たいし、一生懸命やる」といつものさわやかな笑顔で話した。爆破襲撃の危険に逃げることなく、自身の夢に向かって突き進む。

 ◆爆発物処理班 各都道府県警の警備部機動隊に所属する、爆発物を解体、処理する部隊。不審物の確認、爆弾の撤去、搬送などを行う。爆発物を冷却させ運び出し、人気のない場所で安全に爆発させる処理法が一般的。砲弾や不発弾などは自衛隊の部隊が担当する。

 ◆石川の世界ランクの変遷 ▽397位 07年5月21日=マンシングウェアKSBカップ優勝 ▽218位 08年10月20日=日本オープン2位で426位から急上昇 ▽127位 11月3日=マイナビABC選手権優勝 ▽117位 11月17日=三井住友VISA太平洋マスターズ5位 ▽67位 11月24日=ダンロップフェニックス2位

 ◆世界ランク算出方法 過去2年間の獲得ポイント(P)を出場試合数(最低で40に設定)で割り、数字の多い選手が上位。優勝者には4大メジャーが100、米ツアーが24、日本ツアーが16P。出場者に世界ランク上位者が多く含まれる場合は割り増しになる。今年のダンロップフェニックス優勝のマークセンには36P、2位の石川には21・60Pが与えられた。石川は日本オープン(2位)で19・20P、マイナビABC選手権(優勝)で16Pを手にしている。また、マスターズ出場条件は〈1〉歴代優勝者〈2〉前年マスターズ以降の米ツアー優勝者〈3〉年末の世界ランク50位以内〈4〉大会前週の世界ランク50位以内など18のカテゴリーのほか、〈5〉マスターズ委員会からの特別推薦がある。石川が出場するに可能性があるのは現時点で〈3〉、〈4〉、〈5〉になる。

個人情報:安曇川高生の情報流出 教諭が持ち出し盗難 /滋賀

11月18日16時1分配信 毎日新聞

 県教委は17日、県立安曇川高(高島市)の生徒39人分の住所などを記載した生活記録が盗まれ、個人情報が流出したと発表した。これまでに個人情報が流用されたとの報告はないという。
 担任の男性教諭(40)が13日、保護者との連絡や家庭訪問のため、学校に備え付けの個人情報帯出簿に記入せずに持ち出した。翌14日に私用で京都市内に出かけた際、生活記録を入れたかばんを車内に置いたまま、自家用車をコインパーキングに駐車。約4時間後、車の窓ガラスが割られ、かばんが盗まれているのを発見した。
 生活記録は生徒と保護者の氏名、電話番号、住所などが記されており、同校は生徒や保護者に電話などで謝罪した。【近藤希実】