11月30日11時45分配信 ギズモード・ジャパン
こちら、ストックホルムの中心部30メートル真下に掘られている核シェルターだったのですが、スウェーデンの大手ISPがサーバーを置いて、007も欲しがる!? データセンターへと変身させたのです。
ここは、緊急時の補助発電機として、ドイツ製の潜水艦用エンジンが、搭載されていたりします。そのうえ、サーバーを冷やすために、1.5メガワットの冷却システムがあったり、そのほかにも、データセンターとしての機能もすごいようなのですが、そこで働く15人のスタッフ達が気持ち良くお仕事できるように、人工日光、グリーンハウス、滝などを設置したり、2600リットルの大きな水槽が設置されているそうです。そして、空調システムも万全で、ガラス張りの会議室の床には、月面地図が描かれているそうです。
スタッフにとっても、データにとっても助かる頑丈な作りも、このデータセンターの特徴の1つ。なんと、近くで水素爆弾が爆発しても、ビクともしない程、強度な作りとのこと。
そんな、元核シェルターのデータセンターってどんなかんじか? ちょこっとお見せしたいと思います。
ここは、もともと冷戦時代に作られた核シェルターで、「Pionen White Mountains」と呼ばれていたそうです。今回、核シェルターをデータセンターに改造するのにBahnhof社は、インフラを構築するために、4000立方メートルの岩を堀り出したり、バックアップエンジンに、2つのマイバッハ製のディーゼルエンジンを使用したり、今も、潜水艦用の警笛を使ったりと、社長のコダワリを沢山詰め込んで、それには1年を要したそうです。
ちなみに、社長さんは、SF映画が大好きということで、あるSF映画からインスピレーションをうけ、今回の設計に組み込んでいるそうです。月面地図とか、これを聞くとナルホド~とか思っちゃいました。
参照サイト : http://royal.pingdom.com/2008/11/14/the-worlds-most-super-designed-data-center-fit-for-a-james-bond-villain/#comment-305066 [RoyalPingdom]
Kit Eaton(訳:junjun)