スプレー缶破裂:ヒーター近く 窓ガラス8枚割れる--富士宮 /静岡

12月3日11時0分配信 毎日新聞

 ◇ヒーター近く、「40度以上の場所に置かないで」
 2日午前8時40分ごろ、富士宮市上条の無職、大塚泰一さん(65)方で、石油ファンヒーターの前に置かれた消臭スプレー缶が破裂し、大塚さん方の窓ガラス8枚と、天井の一部を破損した。家には大塚さんと母ハルさん(92)がいたが、けがはなかった。
 富士宮署の調べでは、破裂したのは480ミリリットル入りのトイレ用消臭スプレー。石油ファンヒーターから約20センチ離れた床に置かれていた。大塚さんが午前8時ごろ、スプレー缶に気付かずにファンヒーターを付け、約40分後に破裂した。スプレー缶には火気厳禁の注意書きがあった。
 スプレー缶を販売するメーカーによると、密封された缶が温められると内部の気圧が上がり破裂して、噴射剤に使われている液化石油ガス(LPG)などに引火して爆発する可能性があるという。担当者は「冬場には同様の事故が起きる危険がある。注意書きにあるように40度以上になる場所には絶対に置かないでほしい」と注意を呼びかけている。【山田毅】

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