富山市北部で車上あらし多発

富山市の北部で先月末から車の窓ガラスを割られ、バッグや財布などが盗まれる車上荒らしが多発していて、警察では注意を呼びかけています。

 富山北警察署によりますと先月28日から5日までの間に富山市北部の和合、犬島、海岸通の3つの地区で、民家の車庫などに停めてあった車の窓ガラスが割られ中に置いてあった貴重品が盗まれる車上荒らしが合わせて9件発生しました。

 いずれも窓ガラスが激しく割られ、車内に置いてあった現金や財布やかばんなどが盗まれたということです。

 警察では手口が似ていることから同一犯である可能性もあるとみて捜査を進めるとともに、車の中には絶対に貴重品を置かないよう注意を呼びかけています。

神奈川・藤沢市のT字路で乗用車同士が衝突 乗用車に乗っていた4歳男児が死亡

神奈川・藤沢市のT字路で1日、乗用車同士が衝突する事故があり、乗用車に乗っていた4歳の男の子が死亡した。警察はくわしい事故原因を調べている。
1日午後8時10分ごろ、藤沢市藤沢のT字路で、交差点を右折していた会社員・横田宣之さん(25)の車と、藤沢市の天野恵子さん(42)が運転する車が衝突した。
この事故で、天野さんの車に乗っていた次男・光基ちゃん(4)が死亡した。
警察によると光基ちゃんは助手席に乗っていて、フロントガラスがクモの巣状に割れていたことから、チャイルドシートのベルトがしっかり固定されていなかった可能性があるという。
事故当時、現場では雨が降っていて、路面が滑りやすく、見通しも悪かったということで、警察は事故原因をくわしく調べている。

上杉家ゆかりの品々公開 長井で発見の茶つぼなど

上杉謙信愛用とされる観音経を収めた箱や、織田信長が謙信に贈ったとされる茶つぼなど、長井市内でこのほど見つかった上杉家ゆかりの品々が30日から、同市のやませ蔵美術館で公開された。

 展示されているのはほかに上杉家の家紋である「竹と雀」でデザインされた煙草(たばこ)盆、謙信公筆とされる書、上杉家から家臣らに贈られた切り子ガラスの花瓶やおわん、上杉家に所蔵されたとみられる硯(すずり)、上杉家との関係は不明だが蒔絵(まきえ)で源氏物語が描かれた竹編み文庫の計8点。いずれも長井商工会議所会頭で協同薬品工業相談役の横沢浩次さん(79)の所蔵品だ。

 観音経は傷む恐れがあるため写真だけの展示となったが、工芸品としても一級品の品々ばかりとあって、訪れた人は「見事なものだ」と感じ入った様子で鑑賞していた。同美術館では当面、11月22日まで毎週金、土、日曜日に公開される。

バールで車を襲撃? 1人負傷、男3人組逃走 ミナミ

29日午後11時15分ごろ、大阪市中央区日本橋2丁目の路上で、男性の乗った乗用車が窓ガラスをバールのようなもので割られる強盗に遭ったようだ、と通行人から110番通報があった。

 大阪府警南署によると、男性は30代とみられ、頭を殴られて病院に運ばれたが、意識はしっかりしているという。現場は繁華街から外れた通りで、人を待つため乗用車を止めていたらしい。殴ったのは男3人組で、別の車で逃走したとみられるという。男性の携帯電話や車のカギがなくなっているといい、同署が強盗傷害容疑で調べている。

ガラスの仮面 [著]美内すずえ

■「紅天女」を巡る30年の闘い

 1976年に少女漫画雑誌「花とゆめ」に連載が開始、30年以上たった今でも物語は完結していない。幻の名作「紅天女(くれないてんにょ)」を演じるのは北島マヤなのか、ライバルの姫川亜弓なのか。マヤと「紫のバラの人」速水真澄は結ばれるのか。中毒症状に陥ったファンは気持ちを抑えながら待っている。

 コミックス単行本の第40巻(93年)から第43巻(09年)まで、実に16年もかかった。ファン層はすでに祖母、母、孫の3代までも広がり、国民的な漫画といっていい。そして8月に刊行された待望の44巻。マヤと真澄はそれぞれの三角関係が進行し、いつもならマヤが直面する絶体絶命の危機が、亜弓に降りかかり――。

 現在、累計で約5千万部。これほどまでに読まれる理由はいくつもある。漫画の中で、『奇跡の人』などの古典や著者オリジナルの劇が上演される二重の物語性。いじめによって舞台で本物の泥だんごを食べるはめになっても、底辺から這(は)い上がっていくポジティブな少女のマヤや、親の七光りに頼らず自分の力で道を開こうとする努力の人・亜弓といった強いキャラクター。そして、初恋のような純粋さを失わないそれぞれの恋模様(マヤは真澄が「紫のバラの人」だとなかなか気づかなかった)。月影先生をはじめとするマヤを支える人々の、アドバイスとしての名ぜりふも効いている。

 最大の理由は、この物語の中で、困難に直面しつつ決断し、行動するのが女性であることだろう。「理想」に向かい「困難」を乗り越え、自分を高めていく。女性読者はマヤや亜弓に重ねることで、エネルギーをもらうのだ。

 マヤがそんな競争に疲れた時には、そう、真澄というセーフティーネットがきちんと用意されている。そのことに読者は何度安堵(あんど)したことか。しかし現実問題としては男性に、陰で支えるような余力はもうなくなっているのだが。

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 1刷55万部

「刑延ばしたかった」 消化器で窓ガラス割る

青森刑務所内の工場で作業中に消火器を持ち出し暴れたとして、青森刑務所は27日、40代の男性受刑者を器物損壊と公務執行妨害容疑で青森地検に書類送検した。同刑務所によると、男性受刑者は間もなく出所の時期だったが「刑を延ばそうと思った」と話しているという。
 同刑務所によると、男性受刑者は今月6日午前10時27分ごろ、約50人で繊維製品を扱う作業をしていたが、刑務官が他の受刑者を指導していた際、突然備え付けの消火器を噴射した。その後、消火器を振り回し、付近の窓ガラス4枚を割った疑い。
 刑務所内は刑務所に捜査権があり、今回は青森刑務所が捜査し書類送検した。同刑務所によると異例のことだといい、「巡回を強化するなどし再発防止を図りたい」と話した。

殿様の遺品、調査報告パンフ作製

境内の島原藩主松平忠雄(1673~1736年)墓所から豪華な副葬品が見つかった幸田町深溝の本光寺が、写真や図で発掘成果を紹介する一般向けの調査報告パンフレットを1万部作製した。参拝者向けに1部200円で提供し、代金を出土品修繕費用に充てる。

 パンフレットはA2判。16世紀末のドイツ製と判明した青色のガラス杯や銀製の酒器、小判、刀剣、陶器などきらびやかな“殿様の遺品”と、発掘作業や現在の墓所の様子を計50点以上のカラー写真で紹介する。

 本光寺を菩提(ぼだい)寺とする忠雄の先祖が徳川家に仕え、天下統一の戦いに奮戦した経緯や、徳川家康との血縁関係を示す系図も収めた。

 本光寺の鶴田悟裕副住職は「多くの方が出土品に興味津々で参拝してくださる。地元に縁の深い松平家のことも合わせ、より深く知ってもらいたい」と話す。文化財調査に詳しい坂詰秀一・立正大名誉教授は「ここまで迅速な情報提供はまれで、松平家と寺の熱意を感じる。地元で文化財保護の機運盛り上げにつながれば」と期待している。

 松平忠雄の墓所がある東御廟所(ごびょうしょ)は、昨年8月末の豪雨で一部が破損。修理の際、同寺と檀家(だんか)、地元学芸員有志らの「本光寺深溝松平家東御廟所調査会」が発掘調査を進めた。

 (中野祐紀)

物産展の人気、北海道ダントツ JTB調査

JTBが行った物産展に関するアンケートで、北海道が47都道府県中「一番好きな(行ってみたい)物産展」のトップとなった。海産物やスイーツなど豊富な味覚が圧倒的支持を集め、デパートなどの北海道物産展の好調ぶりを裏付けた形だ。

 調査は9月1~10日にインターネットで行い、10代から80代以上まで1200人から回答を得た。「一番好きな物産展またはアンテナショップ」は北海道が602票で全体の半数。沖縄(191票)宮崎(61票)鹿児島(30票)を大きく引き離した。

 「北海道展でおいしいベーコンを見つけた」「スギ花粉の季節には北見のハッカあめとハッカ油を買う」などの意見もあった。沖縄は沖縄そばや泡盛、琉球ガラスが人気で、宮崎は東国原英夫知事の食のPRが関心を引き付けたようだ。

 また「物産展に行った後、その土地へ旅行したことがある」人は65%にのぼり、特産品が旅行への意欲を高める結果もうかがえる。

京大、近大でも…キャパスで薬物汚染拡大記事を印刷する

大阪府警高槻署は23日までに、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、京都市左京区の京大経済学部4年の吉岡風志容疑者(28)を逮捕した。同日までに、阿倍野署でも大阪市阿倍野区の近大経済学部3年三島一八容疑者(25)を大麻取締法違反(営利目的栽培)容疑で逮捕した。多くの大学に深刻な薬物、大麻汚染が広がっている。

 高槻署による京大生・吉岡容疑者の逮捕容疑は3日午後2時5分ごろ、大阪市西成区の路上で、覚せい剤約0・01グラムを所持していたとする、覚せい剤取締法違反(所持)の疑い。同署によると、吉岡容疑者は逮捕当初「健康のために持っていた」と供述。その後「覚せい剤とは知らなかった」と容疑を否認している。

 だが所持していた財布には、乾燥大麻約0・865グラム、合成麻薬MDMAとみられる微量のピンク色の結晶も見つかった。同署は大麻取締法違反(所持)で追送検する方針だ。

 捜査員が薬物密売人とみられる人物を監視していたところ、ジーパンにトレーナー姿の吉岡容疑者がこの人物に接触。職務質問したところ覚せい剤や注射器を持っていた。また下宿先の家宅捜索でも未使用の注射器1本が見つかったという。

 吉岡容疑者は7月、京都市左京区内のラーメン店でガラスドア(5万円相当)を蹴破ったとして、京都府警下鴨署に器物損壊容疑で逮捕されていた。下鴨署の調べに対し吉岡容疑者は「故意ではなく、足でドアを開けたことがないので加減が分からなかった」などと意味不明な供述を繰り返し、容疑を否認していた。

 吉岡容疑者はこの店では料理を注文せず「ラーメンのスープに肉は入っているか」と店員に質問、店員が「スープに鶏肉が入っている」と答えると突如、激怒したという。

 京大では「事実関係を確認中。今は何も分からない」としている。京大で同容疑者と同学年、同学部の男子学生は「またですか」とあきれ顔だった。

 また阿倍野署による近大生・三島容疑者の逮捕容疑は8月下旬、大阪市阿倍野区の鉄筋コンクリート3階建ての自宅屋上で、営利を目的として大麻草46株を栽培したとする、大麻取締法(営利目的栽培)の疑い。一般からの情報提供を受けて同署が10月6日に同容疑者宅を捜索、大麻草の鉢植えが見つかったため同容疑者を逮捕した。

 同署では大麻草の数が多いことから営利目的とみて調べを進めているが、三島容疑者は「5月ごろ知人が持ってきて、そのまま置いていった。何の鉢かは知らんかった。水もやっていない。何か知らんものを吸うつもりもない」と供述、容疑を否認している。

新春「寅」ボトル

日本酒「満寿泉」を醸造する桝田酒造店(富山市、桝田隆一郎社長)は、来年のえと「寅(とら)」を瓶にあしらった記念ボトルを11月に発売する。

えとのボトルは毎年恒例で、イタリア・ベネチアやハンガリーのガラス工房に制作を依頼。今回の寅ボトル(限定大吟醸350ミリ・リットル、1500円)は、瓶に虎の顔を浮き彫りにしたもので、約6000本出荷予定。虎のガラス細工が底に収められているスペシャル(純米大吟醸520ミリ・リットル、5250円)は、毎年収集しているファンも多く、お歳暮用として100本単位で購入する人もいるという。今回は、約5000本出荷予定だ。

 また、「2010」のロゴが入った2010年ボトル(大吟醸「寿」360ミリ・リットル、5250円)も約500本出荷予定。

 問い合わせは、同社(076・437・9916)。

(2009年10月22日 読売新聞)