青森刑務所内の工場で作業中に消火器を持ち出し暴れたとして、青森刑務所は27日、40代の男性受刑者を器物損壊と公務執行妨害容疑で青森地検に書類送検した。同刑務所によると、男性受刑者は間もなく出所の時期だったが「刑を延ばそうと思った」と話しているという。
同刑務所によると、男性受刑者は今月6日午前10時27分ごろ、約50人で繊維製品を扱う作業をしていたが、刑務官が他の受刑者を指導していた際、突然備え付けの消火器を噴射した。その後、消火器を振り回し、付近の窓ガラス4枚を割った疑い。
刑務所内は刑務所に捜査権があり、今回は青森刑務所が捜査し書類送検した。同刑務所によると異例のことだといい、「巡回を強化するなどし再発防止を図りたい」と話した。