関市小屋名の県博物館で23日、昔の牛乳瓶やインキ瓶、水薬などのガラス瓶を集めた「懐かしのビン」展が始まった。瑞穂市本田の山田正利さん(62)が10年以上かけて集めたコレクションの一部で、訪れた人たちからは「そう、こんなのあったあった」と声が上がっていた。6月27日まで。
ビン約600点を展示。なかにはマニア注目の品も何点かあるといい、明治中期から昭和の時代を感じさせてくれるものばかり。明治の牛乳瓶は容量が90CCと今の半分以下。ねじ付きのガラスのふたもある。色も茶、青、緑とカラフルで、割れたり傷がない完全な形で残っているのが驚かされる。
名古屋市千種区の奥村康夫さんと萌子さん親子は「たまたま来ました。子どものころにあった薬の瓶など、懐かしいですね」と思いをはせていた。月曜休館で観覧無料。問い合わせは県博物館(0575・28・3111)。【山盛均】