昭島市を拠点に活動するガラス作家、加藤千秋さん(54)=同市緑町=が、マジックミラーを使った独創的なガラス工芸品づくりに取り組んでいる。来夏に同市で開催される「あきしま市内芸術家三人展」(昭和の森芸術文化振興会主催)への参加も決まり、出展作品の制作に追われている。
5歳の時に、クリスタルガラスの灰皿を日にかざした時の美しさに感動したのがきっかけで、ガラス作家を志した。ガラスに砂を吹き付ける「サンドブラスト」で、マジックミラーを立体的なガラスオブジェに造形するのが作風の特徴。マジックミラーの光の反射で、さまざまな陰影を楽しめるのが作品の魅力だ。
加藤さんは「キャンバスに絵を描くように、ガラスの立体作品の中で独自の世界観を表現していきたい」と話している。問い合わせは同振興会(042・546・1105)。【袴田貴行】
〔都内版〕