ゆうたろうが空き巣とカード詐欺連続被害

故石原裕次郎さんのものまねで知られるタレントゆうたろう(39)が、空き巣とカード詐欺の被害に連続して遭っていたことが24日、分かった。2件合わせて約300万円の被害に、ゆうたろうは「こんなことになって、裕次郎さんには本当に申し訳ない。犯人は絶対に許さない」とほえている。

 裕次郎さんが演じた日本テレビ系「太陽にほえろ」の警視庁七曲署のボス、藤堂俊介捜査1係長そっくりの、ゆうたろうが怒りをぶちまけた。

 最初の被害は、今年8月。帰省のため車で都内の自宅を出発したが、忘れ物に気付き20分後に戻ると、ガラス窓が割られ室内が荒らされていたという。夫人のバッグや貴金属など100万円相当の被害にあった。「すぐ警察を呼びましたが、目を付けられていて留守になったところを狙われたようです。被害者なのに指紋を全部採られました。狙われていたので、その後は電気や、テレビをつけっ放しじゃないと出掛けられませんでした」。

 2件目のカード詐欺は、新手の組織犯罪だった。タレント業以外に、グッズの通販事業も手掛けているゆうたろうが営業資金の融資先を探しているときに引っ掛かった。10月にメールで営業してきた業者から300万円の融資が決定した。「安心していたら『融資額の保証のためにクレジットカードを送れ』と電話が。1枚送ったら、すぐに返却してきて、電話で『足らない』と。そんな感じで3枚を送って、すべて返却されました」。だが、10月下旬にカード会社から計約200万円の請求書が送られてきて被害に気が付いた。

 「そのまま盗難届を出せば、補償を受けられた可能性もありました。でも、オレオレ詐欺に代わる新手の手口ということで、(警察は)犯罪撲滅のために正式に被害届を出してくれということでした。ただ、自分も悪いけど、カード会社にもしっかりしてほしい。サインが明らかに違うんだから」。それだけに、犯人に対する怒りは大きい。ゆうたろうは「僕はお笑い芸人だけど、笑ってられる状況じゃない。七曲署はもちろん、『大都会』の城西署の黒岩軍団、『西部警察』の西部警察署の大門軍団にも協力を要請して、犯人は絶対に探し出す」とほえた。

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