岡崎市高隆寺町の岡崎ガラス工房葵で、家庭から回収された瓶を再利用したガラス製のえと作りが始まった。
工房は、ごみ処理施設の市中央クリーンセンター内にあり、リサイクルに適したウイスキーの瓶を材料にしてガラス製品を作って販売したり、講座を開いて市民にガラス工芸の楽しみを伝えたりしている。
えと作りは、11年前から始まった恒例行事で、女性の嘱託職員4人が、棒の先に付けた真っ赤に溶けたガラスの先を引っ張って頭や手足の形を作り、来年のえと、トラの形に仕上げて顔や体の模様を色づけしていく。大きさは、体長約9センチ、高さ約7センチと体長約7センチ、高さ約6センチの2種類で、それぞれ黄色と透明のトラを製作している。
年末までに、約300個を作る予定で、作品は、近くの市美術博物館のショップで、色と大小によって1個1050円~1365円で販売する。
(2009年11月21日 読売新聞)