静岡・駿府匠宿で石像など300点展示 島田の土屋さん

静岡市駿河区丸子の市工芸歴史体験施設「駿府匠宿」で、島田市菊川の石彫家土屋誠一さん(59)による石彫展が開かれている。24日まで。入場無料。

 溶岩や大井川の石を、つちとのみで彫った石像をはじめ、ガラス細工、タイルアート、携帯ストラップなど計約300点を展示。小物は安い作品で500円から。

 幼少期から自宅の周囲で見てきたフクロウをモチーフにした作品が大半を占める。自身も子どもたちに「ふくろうおじさん」と呼ばれるといい、「自然に作品化される題材」と話す。

 とりわけ目を引くのは、細かい砂を吹き付けて絵や模様を描く「サンドブラスト技法」を、デニム素材に応用した「デニムブラストアート」。土屋さんは20年前まで自動車部品会社に勤務し、さび取りや塗装などを担当。この技術を芸術に応用したという自信作。「素朴な手作り感あふれる作品を見ていってほしい」と話している。問い合わせは、駿府匠宿=電054(256)1521へ。

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