商店街に山形大キャンパス 米沢

∞「気軽にどうぞ」

 米沢市の中心部・門東町の平和通り商店街の一角に山形大工学部の「ものづくり・ひとづくりキャンパス」が完成し、1日に開所式があった。市や商工会議所、地元企業などと連携し「産学協同」の拠点とする。

 事務所ビルの1、2階計250平方メートルを借りた同大の街中サテライト。気軽にのぞけるように1階は「教室」までガラス越し。2階は実験室、教員オフィスなどで事務員や担当研究者が常駐する。大学院の「ものづくり技術経営学専攻」に設けられた「グローバル戦略コース」の講義や、市内の若手経営者が対象の「経営塾」、講師を招いての各種「談話会」などを開く。

 開所式で大場好弘学部長は「研究、事業の相談など、地域をよくするため大いに利用してください」とあいさつ。米沢信用金庫の種村信次理事長も「誰でも入れるキャンパス。米沢に元気を取り戻す拠点にしよう」と述べた。

熊本市 家庭ごみ有料化開始 1日から 「燃やす」「埋立」の2種類 事業系は手数料値上げ

ごみ減量を目指し、熊本市で家庭ごみの「燃やすごみ」と「埋立ごみ」の有料化が1日から始まる。同市の有料化で、県内全自治体で有料となる。同市では事業系ごみの搬入手数料も、同日から値上げされる。

 「燃やすごみ」は生ごみやプラスチックなど。「埋立ごみ」はガラス類など。「ペットボトル」や「紙」、瓶・缶などの「資源ごみ」は従来通り無料で回収する。

 市指定ごみ袋は10枚一組で、大袋(45リットル)は350円、中袋(30リットル)は230円、小袋(15リットル)は120円。「燃やすごみ」のみ、特小袋(5リットル)を40円で販売する。同市は有料化の収益を年間約8億円と試算する。

 市指定ごみ袋の販売と販売予定店舗は25日現在で計536店。2歳未満の乳幼児がいる世帯や生活保護世帯、紙おむつを使う高齢者・障害者には一定枚数を無償配布する。

 事業系ごみの手数料は10キロ当たり20円値上げ。市東西の環境工場も1日から、機密文書やシュレッダーごみの受け入れを中止し、リサイクル業者に持ち込むよう呼び掛ける。

=2009/10/01付 西日本新聞朝刊=

何これ?珍生物が水族館に大集合

東京都豊島区東池袋のサンシャイン国際水族館で1日、ユニークな容姿や生態の生き物を集めた企画展が始まった。厚手の革手袋を思わせるその名も「カワテブクロ」などが登場し、人気を集めそうだ。

 展示はこのほか、体長15センチほどなのにハサミにガラス製の水槽を割るほどの破壊力を持つモンハナシャコ▽食べた砂を浄化するクロナマコ▽美しい模様なのに人を殺せるほどの強い毒性を持つタガヤサンミナシガイ-など。来年1月11日まで。入場料は大人1800円、小学生まで900円。 

シャープ:堺の液晶パネル工場が稼働 「第10世代」採用

シャープが堺市の大阪湾岸に建設した液晶パネル工場が1日、操業を始めた。「第10世代」と呼ばれる大型のガラス基板(縦横約3メートル)を世界で初めて採用し、効率良く生産できる。総投資額は約4300億円。甲子園球場約32個分、127ヘクタールの敷地には、ガラスやカラーフィルターなどの基幹部品を供給する17社も進出した。

 大阪府が関連企業も含めて244億円の補助金交付を決定、堺市も固定資産税などを10年間、約8割(約300億円分)削減して誘致した。敷地内には薄膜太陽電池工場も建設中で、10年3月までに稼働する予定だ。

 ガラス基板は月産3万6000枚からスタート。需要を見極めながら月産7万2000枚まで引き上げる。42型換算で年産1300万台で、国内外の他メーカーにも販売する。

 環境対応にもこだわった。照明はすべて長寿命で省電力のLED(発光ダイオード)を採用。太陽電池工場の完成後は、太陽電池パネルを各工場の屋根に設置し、敷地内を走る車両も電気自動車など低公害車にする。【横山三加子】

ガラス作家・イイノナホさん個展-西麻布のギャラリーで /東京

9月29日11時54分配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 西麻布の「ギャラリーMITATE(みたて)」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3842)で現在、ガラス作家・イイノナホさんの個展「花の為に果実の為に」が開かれている。同ギャラリーでは2回目の個展。(六本木経済新聞)

 イイノさんは1967(昭和42)年生まれ。武蔵野美術大学卒業後、東京ガラス工芸研究所の日曜講座で吹きガラスを始め、アメリカのシアトルのガラススクールで本格的に学び、1997年より個展をメーンとした制作活動を開始する。昨年「ガラス工房イイノナホグラスガーデン」を設立し、国内外の個人住宅や店舗、美術館向けにシャンデリアなどを制作している。

 タマゴ型のガラスの中に四葉のクローバーが入ったイイノさんの代表作「クローバー」(ペーパーウエート)は国内の雑貨店をはじめ、パリの老舗セレクトショップ「コレット」でも扱われている。

 同展では、生活の中の「用の美」をテーマに「ボトル」(10,000円~)、「保存瓶」(25,000円~)、「ペーパーウエート」(3,500円~)や花器など約40点を展示・販売する。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。月曜定休。10月4日まで。

<建造物侵入容疑>児童館職員を逮捕 埼玉・朝霞

9月28日15時1分配信 毎日新聞

 埼玉県朝霞市の児童館で8月から9月にかけ、脅迫状が送られたりスプレーで「殺」などと落書きされる事件があり、県警朝霞署は28日、児童館にガソリン入りの缶を置くため無断侵入したとして、同県川越市寺山の同児童館職員、田口純容疑者(23)を建造物侵入の疑いで逮捕した。同署は脅迫状や落書きについても事情を聴く。

 逮捕容疑は、9月2日夜、ガソリンの入った4リットル缶を置くため、朝霞市北原2の児童厚生施設「きたはら児童館」敷地内に無断で侵入したとしている。県警によると、田口容疑者は児童館で事務や子供たちの遊びの指導をしており、「大騒ぎになって児童館が閉鎖されれば、仕事を休めると思った」と供述しているという。

 同児童館では8月下旬以降、利用者の児童らの住所を入力したパソコン2台が盗まれた他、スプレーで窓ガラスに「子」「殺」と落書きされたり、「施設を封鎖しろ、受け入れられなければ子どもを拉致し殺す」とワープロで書いた手紙が届くなどしていた。パソコン1台は28日、田口容疑者の供述に基づき自宅近くの用水路で見つかった。【浅野翔太郎、小泉大士】

CO2を25%抑制するために、どれだけの血を流せますか?

9月28日15時4分配信 ギズモード・ジャパン

このランプは電球の形をしたガラスを割り、そこにあなたの血となにかの錠剤を混ぜることによって発光させる仕組み。詳細の原理は不明ですが、とにかくなにかの化学反応で光っているようです。デザイナーのMike Thompsonさんの作品で、エコだ、CO2排出抑制だといって電球を変えるんなら自分の血を使ってはどうだ、といわんばかり。

これを使ってCO2排出を25%抑制するには、どれだけの血を流せばいいんでしょうね。失血死しちゃいそう。

シャープ、次世代液晶テレビのコア技術を披露

9月17日11時6分配信 +D LifeStyle

 シャープは9月16日、テレビ向け次世代液晶パネルの光配向技術「UV2A」(ユーブイツーエー)を発表した。10月に稼働する堺新工場および亀山第2工場に全面導入する計画で、同技術を採用した“次世代液晶テレビ”が年内に登場する可能性も高い。

 UV2Aは、紫外線(UV)と液晶パネルのVA方式をかけた名称(正式名称はUltraviolet induced multi-domain Vertical Alignment)。紫外線に反応する特殊な高分子薄膜を配向膜に用い、液晶分子の“並び”を紫外線の照射方向によって高精度に制御する。その精度はピコ(1兆分の1)メートル単位だ。

 同社が採用してきたASV技術では、液晶分子の動きを細かく制御するために、画素を区切るリブやスリットといった構造を設けている。しかし、この「リブ・スリット法」は、構造やプロセスが複雑でコスト高。画質面でも「ほかの表示方式に比べて優位ではあるものの、さらなるコントラスト、応答速度の改善に課題がある」(シャープ常務執行役員研究開発本部長の水嶋繁光氏)。

 UV2Aのメリットは、リブやスリットのないシンプルな構造の液晶パネルが製造できること。学会レベルでは30年ほど前から検討されていた、いわば“液晶技術者の夢”が、新しい材料と製造装置、プロセス開発の3つをそろえたことで初めて実現できたという。シンプルな構造の液晶パネルには、生産性の向上のみならず、画質面でも多くのメリットがある。

 まず、余計な構造物(リブなど)がなくなって画素ごとの開口率が「すくなくとも従来比20%以上」アップする。また、同じく構造物に起因するバックライトの光漏れが抑制され、“黒”が締まる。同技術採用の次世代液晶パネルは、スタティックコントラスト(パネルコントラスト)で5000:1と、従来の液晶パネルに比べて1.6倍以上のコントラスト性能を持つという。

 応答速度も従来の倍程度まで速くなる。これは、「従来技術では、すべての液晶分子に一度に配向規制力がかからず、一部の液晶分子から“ドミノ倒し”的に伝播応答していた。しかしUV2Aではすべての液晶分子が均一に応答する」ため。4ミリ秒以下の応答速度により、動画表示性能の向上はもちろん、既存の液晶パネルでは難しいといわれるフルHD/フルフレームの3D液晶テレビにも応用できるという。

 水嶋氏によると、画素構造とプロセスがシンプルな次世代液晶パネルは、今後の大画面化や高精細化にも有利で、4K2Kやスーパーハイビジョンへの対応など、さまざまな応用が検討できるという。「UV2Aにより、シャープのテレビ用液晶パネルは第10世代のステージに入る(堺工場の第10世代マザーガラスにかけた表現)。幸い、堺工場の稼働に間にあった」(水嶋氏)。

日常使いの器を制作するガラス作家夫婦、六本木で2人展 /東京

8月25日11時38分配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 六本木のギャラリー「SAVOIR VIVRE(サボア・ヴィーブル)」(港区六本木5、TEL 03-3585-7365)で8月26日より、ガラス作家・須藤泰孝さんと谷川亜希さん夫婦の新作ガラス展「須藤泰孝・谷川亜希 2人展」が始まる。(六本木経済新聞)

 須藤さんは1975(昭和50)年生まれ、笛吹きの技法でガラス器を制作する。谷川さんは1973(昭和48)年生まれ、白で装飾を施した板ガラス状の層の塊から器の形を創り上げて制作する。2006年、2人で立ち上げたガラス工房「rasiku(ラシク)」には「自分らしく、ガラスらしく、制作していきたい」という願いが込められている。

 同展では、「ガラス作家という同じ土俵で仕事をしているが、技法が全く違うので作りたい作品のイメージに合った技法を互いに相談し合って制作できる」と話す2人が、日常の暮らしの中で潤いを感じさせる新作のガラス器を展示する。

 須藤さんは「見たり、聴いたりしたことで、時間が経っても自分の中から消えないものがある。それをガラスで形にしたいと思っている」と話し、谷川さんは「空や雲をテーマに制作している。季節の移り変わりや、朝が来て夜が来る。そんな当たり前の時間の繰り返しの中に、大切なひとときがあると思い制作している」と話す。

 開廊時間は11時~19時(日曜・祝日は18時まで)。入場無料。9月3日まで。

「漂着物に触らないで」 暴発、感染…夏の海 注意呼びかけ 国交省

7月26日7時56分配信 産経新聞

 各地の海岸に医療廃棄物や動物の死体、火薬類が含まれている発煙筒などの漂着物が流れ着くケースが相次いでいる。本格的な海水浴シーズンを迎え、水の事故だけでなく、漂着物に触れて感染症に感染したり、火薬類の暴発で思わぬ負傷をすることも考えられるため、国土交通省が注意を呼びかけている。

 国交省では今夏、漂着物の危険性についてまとめた子供向けハンドブックを作成。都道府県を通じて小中学校などに配布した。

 ハンドブックには、漂着物のうちガラス片や金属片など危険性が容易に判別できるもののほか、船舶で利用される発煙筒や信号弾などの火薬類、薬品入りのビンや注射器などの医療廃棄物、動物や魚類の死体などを列挙。「けがなどの恐れがあります。絶対に触らないで」と写真とともに掲載している。

 発煙筒などは触れると暴発の恐れがあるほか、医療廃棄物や動物の死体などは感染症に感染する危険性もある。ビンなどには、硫酸などの液体が入っていることもあり、こうした漂着物の危険性について分かりやすく解説されている。

 国交省によると、動物の死体のうち特に鳥類については、鳥インフルエンザの感染が疑われるほか、クラゲやエイなどは死んでいても毒性が保たれている場合があるという。

 平成18年5月には、石川県内灘町の海水浴場を散歩していた男性が海岸に落ちていた信号弾に手を触れたところ暴発し、大けがをしたケースがあった。この際には、信号弾を回収後にも再び暴発する事故があり、町の職員が手にやけどを負った。

 20年6月には、沖縄県本部町で不発弾が漂着しているのが発見され、自衛隊が出動して処理した事例もあった。

 国交省などが18年11月から1カ月間に調査しただけでも、全国の海岸に流れ着いたごみなどの漂着物は約2万6千トンに上るという。漂着物には、ハングルやアルファベット文字が書かれていることもあるというが、どこの国から流れてきたかは不明。漂着物の製造国に、けがなどの人的被害の賠償責任を求めることも、ほぼ不可能なため、事故にあった場合には泣き寝入りするしかないのが現状だ。国交省の担当者は「事故に遭わないように予防することが重要。海岸の漂着物には絶対に手を触れないようにしてほしい」と話している。