熊本市 家庭ごみ有料化開始 1日から 「燃やす」「埋立」の2種類 事業系は手数料値上げ

ごみ減量を目指し、熊本市で家庭ごみの「燃やすごみ」と「埋立ごみ」の有料化が1日から始まる。同市の有料化で、県内全自治体で有料となる。同市では事業系ごみの搬入手数料も、同日から値上げされる。

 「燃やすごみ」は生ごみやプラスチックなど。「埋立ごみ」はガラス類など。「ペットボトル」や「紙」、瓶・缶などの「資源ごみ」は従来通り無料で回収する。

 市指定ごみ袋は10枚一組で、大袋(45リットル)は350円、中袋(30リットル)は230円、小袋(15リットル)は120円。「燃やすごみ」のみ、特小袋(5リットル)を40円で販売する。同市は有料化の収益を年間約8億円と試算する。

 市指定ごみ袋の販売と販売予定店舗は25日現在で計536店。2歳未満の乳幼児がいる世帯や生活保護世帯、紙おむつを使う高齢者・障害者には一定枚数を無償配布する。

 事業系ごみの手数料は10キロ当たり20円値上げ。市東西の環境工場も1日から、機密文書やシュレッダーごみの受け入れを中止し、リサイクル業者に持ち込むよう呼び掛ける。

=2009/10/01付 西日本新聞朝刊=

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