5日午前5時20分ごろ、札幌市西区平和の大平和寺の地蔵が倒されているのを散歩をしていた男性(75)が発見して札幌西署に通報した。
同署によると、地蔵が倒されて頭部がなくなり、近くのほこらも倒されていた。同署は器物損壊の疑いで捜査している。
先月23日にも地蔵の首がなくなっているのを通行人が発見し、警察官が近くの公衆トイレ付近で首を発見した。
同寺は観光地・平和の滝の近くにあり、日登寺(同市西区山の手2条)の住職佐藤光則さん(57)が代務住職を務める。現場を訪れた佐藤住職は「ひどいことをすると思いました。悲しくなります」とショックを受けていた。
午前中に行方不明だった地蔵の頭部は、住職が様子を見に来た時には倒れた地蔵のそばに置いてあったという。
住職によると、先月15日と29日にも地蔵付近にあるお堂の扉ガラスが破られるなどの被害があった。付近は地元では「心霊スポット」として知られており、数年前からいたずらなどの被害が続いているという。