プロテスタント系キリスト教会や施設へ相次いで消火器が投げ込まれている事件で、29日、新たに兵庫県尼崎市の教会と大阪府吹田市の教会内の保育園が被害に遭った。兵庫県警と大阪府警は器物損壊事件として捜査している。
尼崎東署によると29日午前7時ごろ、尼崎市東園田町5丁目の「日本キリスト改革派園田教会」の礼拝堂のガラス1枚が割れ、消火器が投げ込まれているのを敷地内に住む牧師(47)が見つけ、110番通報した。消火器は教会のものでなく、安全栓が抜けて礼拝堂の床に消火剤が散乱していた。
さらに、吹田署によると29日午後6時半ごろ、吹田市竹見台1丁目の「日本基督教団千里聖愛教会」施設内の保育園の窓ガラス1枚が割れているのを通行人が見つけ、近くの交番に届けた。署員が駆けつけたところ、屋内に消火器1本が落ちていた。