観光施設:12月、青森駅近くに 酒類工房、見学・試飲もOK--JR東日本 /青森

◇リンゴのシードルなど酒類工房
 JR東日本は、JR青森駅近くに計画していた観光施設について、県産リンゴからシードルなど酒類を作る工房をガラス越しに見られたり、試飲も楽しめる内容にすると発表。また、県産食材を販売し、飲食できる「市場」も備えた複合施設とする。総事業費約6億円で、6月に着工し、東北新幹線新青森駅が開業する12月にオープン予定。

 JR東日本青森支店によると、予定地は青森駅北側の青森ベイブリッジ高架下付近の県有地で、鉄筋2階建て延べ約1700平方メートル。内部は一部吹き抜けとし、シードルを醸造するタンクなどの製造過程を見学できる。

 また、県産の野菜などを販売する「市場」も設けるが、青森駅東側の店舗に配慮し、生リンゴや魚介類は取り扱わない。同支店は「周囲の施設との競合に配慮して、駅周辺の活性化につなげたい」としている。

 予定地の東側では、ねぶたを紹介する市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」が建設中。【鈴木久美】

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