ハーベスト専門学校と美樹ビル、都市景観賞に 

姫路市は5日、第8回都市景観賞の建築物部門に、ハーベスト医療福祉専門学校(南駅前町)と美樹ビル(本町)を選んだと発表した。同部門の選定は計17件。11月11日に市内である都市景観フォーラムで表彰する。

 同賞は1988年度に創設され、3年に1度表彰。建築物▽工作物▽広告物▽まちなみ-の4部門で、完成後約6年以内が対象。今回は54件(うち建築物51件)の応募があり、選考委員会(委員長=志賀咲穂・県立大環境人間学部教授)が審査した。

 ハーベスト専門学校は2007年11月に完成し、鉄骨(一部鉄筋コンクリート)造り5階建て。学生たちが気軽に話せる1階のラウンジが印象的で、開放的な雰囲気。カラフルな前面で、夜間は照明が当たり、ステージを見るようだと評価された。

 美樹ビルは08年5月完成。鉄骨・鉄筋コンクリート造り地上8階地下1階。姫路城と向き合い、大手前通りの重要な場所にある。上部の窓ガラスはシャープさと透明感を、タイル張りの下部はシラサギの翼をイメージ。城周辺のコンセプトを表現しているとされた。

 部門に関係なく、評価する特別賞が新設され、あずきミュージアム(阿保)▽読売DCビル(北条)▽あぼしまち交流館(網干区余子浜)-が選ばれた。建築物以外の3部門は該当が無かった。

(坂本 勝)

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