天窓踏み破り転落 女子中学生が重傷

11月2日8時2分配信 産経新聞

 1日午後1時20分ごろ、兵庫県西脇市の西脇総合市民センターで、屋上で遊んでいた中学1年の女子生徒(13)が、明かり取り用の天窓を踏み破って約12メートル下のタイル張りの床に転落した。生徒は顔や腰、手の骨を折る重傷を負った。

 西脇署の調べなどでは、窓は約40枚あり、縦約170センチ、横約90センチ、厚さ約5センチの強化ガラス製。生徒は部活動からの帰宅中で、屋上で友人とかばんを投げ合って遊んでいた。かばんから飛び出たタオルが天窓の近くに落ち、タオルを拾おうとしたところ、誤って転落したとみられるという。

 天窓をめぐっては、東京都杉並区の小学校で今年6月、校舎の屋上で遊んでいた児童が天窓を突き破って転落死した。事故を受け、同センターは6カ所の天窓に防止用の鉄製のさくを設置していたが、女子生徒が転落した天窓は設置されていなかったという。

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