今月末に完成する東広島市新庁舎の外観が姿を現した。行政の透明性などをイメージしたというガラス張りの建物が、道行く人の目を引いている。
10階建て延べ約1万7500平方メートル。断熱性に優れ、紫外線を通しにくいガラスを南北の壁面いっぱいに使った。ガラスは酒都らしく酒を仕込む名水も表しているという。
東西の壁には、市内で多く使われている赤瓦の色に近い焦げ茶色のタイルを配した。
現在は工事用足場の大半を取り払い、空調設備や内装の工事を進めている。市は年末年始に引っ越し、仕事始めの1月4日に新庁舎で業務を始める。
現庁舎の解体、市民向け駐車場と外構整備など総事業費は約52億円。来年7月に全工事が完了する見通し。