石田利之さん・あい染めの婦人服
あい染めの婦人服にガラス製のアクセサリーを合わせた作品展が十日から、羽咋市旭町のインテリア「ハヤシ」のショールームで始まる。ともに宝達志水町出身のあい染め作家石田利之さん(62)とジュエリーデザイナー柴田眸(ひとみ)さん(63)が企画。二人とも「お互いの作品の魅力を引き出すはず」と話している。
石田さんは、あい染めや柿渋染めのコートやベスト、スカーフ、帽子など約五十点を展示する。出身地に近いかほく市中沼の自宅そばの工房で妻万喜子さん(60)ら家族で手作りしている。「あい染めは水がきれいじゃないとできない」とのこだわりから、自ら井戸を掘って使用している。
柴田眸さん・ガラスアクセサリー
柴田さんは二十年ほど前、雑誌でガラスのアクセサリーに関心を持ち、宝達志水町今浜の自宅から毎週日帰りで神戸まで通いながら技術を身に付けた。女性の首もとを飾るガラス製のチョーカーやイヤリング約七十点を持ち込む。「石田さんの洋服に合わせるのが楽しみ」と、作品展を心待ちにしている。
作品展は「異色展」と銘打ち、十八日まで。気に入った作品は購入することもできる。 (島崎勝弘)