何これ?珍生物が水族館に大集合

東京都豊島区東池袋のサンシャイン国際水族館で1日、ユニークな容姿や生態の生き物を集めた企画展が始まった。厚手の革手袋を思わせるその名も「カワテブクロ」などが登場し、人気を集めそうだ。

 展示はこのほか、体長15センチほどなのにハサミにガラス製の水槽を割るほどの破壊力を持つモンハナシャコ▽食べた砂を浄化するクロナマコ▽美しい模様なのに人を殺せるほどの強い毒性を持つタガヤサンミナシガイ-など。来年1月11日まで。入場料は大人1800円、小学生まで900円。 

シャープ:堺の液晶パネル工場が稼働 「第10世代」採用

シャープが堺市の大阪湾岸に建設した液晶パネル工場が1日、操業を始めた。「第10世代」と呼ばれる大型のガラス基板(縦横約3メートル)を世界で初めて採用し、効率良く生産できる。総投資額は約4300億円。甲子園球場約32個分、127ヘクタールの敷地には、ガラスやカラーフィルターなどの基幹部品を供給する17社も進出した。

 大阪府が関連企業も含めて244億円の補助金交付を決定、堺市も固定資産税などを10年間、約8割(約300億円分)削減して誘致した。敷地内には薄膜太陽電池工場も建設中で、10年3月までに稼働する予定だ。

 ガラス基板は月産3万6000枚からスタート。需要を見極めながら月産7万2000枚まで引き上げる。42型換算で年産1300万台で、国内外の他メーカーにも販売する。

 環境対応にもこだわった。照明はすべて長寿命で省電力のLED(発光ダイオード)を採用。太陽電池工場の完成後は、太陽電池パネルを各工場の屋根に設置し、敷地内を走る車両も電気自動車など低公害車にする。【横山三加子】