2010年街道の旅~願いを訪ねて~ 下鶴間 伝統守り手と出会う

伊勢原市の大山を目指す旅で前回、目標だったJR長津田駅の三キロ手前で中断した。「長津田から始めてしまおうか」というよこしまな考えもよぎったが、それでは「一人前」には遠い気がする。

 午前九時。前回、へとへとになって電車で帰った東急青葉台駅前から再開した。

 一時間ほど歩いた長津田駅近くの住宅街で「経師店」の看板を見かけた。「何だろう」とガラス戸越しにのぞくと、店主の田崎雅三さん(71)が招き入れてくれた。「経師」とは表具職人のことで、ふすまや掛け軸を表装する。「子どもたちにも『何屋さん』ってよく聞かれますよ」と苦笑する。

 大手家電メーカーの会社員だったが、自分で何かを作りたいと、脱サラして一九七四年に開店。当時は一軒家が多く、手に余るほどの仕事に追われたという。だが周辺はマンション化が進み、和室も同業者も減った。田崎さんに願いを尋ねると「もう一度、味のある和室を多くの人に知ってほしい」。

 正午すぎ、横浜市と東京都町田市の市境の高台で、ブロック塀にぼんやり腰掛けている男性(25)に声をかけた。大学の博士課程で学んでいるというが「進路に悩んでて、人間関係もうまくいってなくて」。同年代だけに、人ごととは思えずに話し込んだ。「一人前になりたい」と願掛けをして歩いていると説明すると、男性は「僕もです。早く一人前になりたいですね」とぽつり。

 午後二時近く、大和市下鶴間に差しかかる。宿場として栄えただけに、街道沿いには商家を復元した資料館も。すぐ近くに大山阿夫利神社の分社もあり、いよいよ「大山詣で」の気分が盛り上がる。

 神社境内にはなぜか新田義貞の銅像が立っていたが「大山とは無関係なんです」と神主の高下隆利さん(52)。今年一月に亡くなった父の独自調査で新田家の子孫と判明し、建立したとか。高下さんは「古文書などはなく、父だけが分かっていたことなので…」と苦笑い。

 住宅街をひたすら歩き続け、薄闇が迫った午後六時半ごろ。何もない場所で足をくじき、心が折れそうになって飛び込んだのが好物の和菓子店。大正十二年創業の「二葉」で、海老名市で最も古い和菓子店だという。相模川で捕れたアユをモチーフにした焼き菓子が人気で、店主の大久保啓一さん(84)の願いは「これからもまだまだ地域にこだわる和菓子を作りたいね」。

 午後七時すぎ、相模川を渡った「厚木の渡し」の跡地にたどり着く。自分で決めた今回の目標地点だ。二十七キロ、歩き通した自分にちょっぴり満足した。 (酒井博章)

 <下鶴間> 江戸時代に大山街道の継立村として栄えた。江戸後期の商家の建物を活用し、街道の歴史を伝える資料館「下鶴間ふるさと館」が2006年に開館した。

 <厚木の渡し> 明治時代まで相模川に渡し場があった。相模大橋を渡った厚木市側の土手に記念碑が建てられている。

コンビニにワゴン車突っ込む 1人けが 東京・八王子

東京都八王子市椚田町のコンビニエンスストア「ファミリーマート八王子高専通り店」に6日午後10時ごろ、同市の会社員の男性(18)が運転するワゴン車が突っ込む事故があり、男性店長(40)が足に軽傷を負ったほか、ガラスや商品の一部が壊れた。

 警視庁高尾署によると、当時、店内には客が十数人おり、車内にも数人が乗っていたが、店長のほかにけが人はいなかった。

 男性は「車を止めようとして、アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているという。

早朝、中学校の教室焼ける 神戸・垂水 

4日午前5時10分ごろ、神戸市垂水区桃山台4の市立桃山台中学校の2階教室から出火、壁や木製のロッカーなど約30平方メートルを焼いた。けが人はなかった。

 垂水署の調べでは、ロッカーや壁の周辺には発火するような薬品はなく、火の気もなかった。校舎は鉄筋4階建てで夜間は施錠されている。また、3階を中心に教室の窓ガラスが数十枚割られているのが見つかった。

 同中学では先月21日にも、教室の窓ガラスが割られる事件が発生しており、同署が関連を調べている。

プジョー、クロスオーバーSUVの3008を発売

プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョー初のクロスオーバービークルとなる『3008』を、全国のプジョー正規販売店網を通して本日より発売した。

 『プジョー3008』は、2008年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー『プロローグHybrid4』のモノスペース・トールボーイスタイルを受け継いだ市販モデルで、セダンのスポーティなドライビングフィールとラグジュアリーなインテリア、MPV(マルチ・パーパス・ビークル)でしか得られなかった広い室内空間と高いアイポイント、SUVを思わせる力強いスタイリングなどを1台に融合したモデルとされている。

 外観では、同社の特徴であるモノフォルムのデザインに、クロームインサートの施された大胆なエアインテークを採用。大きく張り出した前後フェンダーが特徴的なボディサイドには、やや高めの位置を走るウェストラインと、ドアの下側に彫り込まれたキャラクターラインを取り入れている。また、フロアの下にはSUVらしい逞しさを感じさせる、ステンレス製アンダーガードも装備。リアのブーメラン形テールランプも、『3008』のイメージを強く印象づける特徴となっている。

 一方車内では、トールボーイスタイルのメリットを生かし余裕ある室内空間を実現。とくに前席の室内幅は1565mmと、『308ハッチバック』より75mmもゆとりのあるサイズを獲得。またシート座面から天井までは、前席で1100mm、後席で1050mmを確保、長身のパッセンジャーもゆったりとくつろげる空間を実現した。

 ラゲッジも十分な容量を確保しており、通常時でも432リットル、後席をたためば1241リットルの積載スペースを確保。上下2分割のテールゲートや、3段階で高さを変えられる可動式フロアボードなど、実用性も十分に配慮されている。

 さらに、ルーフには最大幅1202mm、前後長1382mmの大型パノラミックガラスルーフを標準装備。インパネ上部には、走行速度やクルコンの状態やディスタンスアラートなどを表示するポップアップ式の『ヘッドアップディスプレイ』も備えられている。

 エンジンはC4などでもおなじみの1.6リッター直噴ターボで、最高出力156ps、最大トルク24.5kg-mというパワーと、優れた燃費性能を実現。組み合わせられるトランスミッションは最新式の6ATとなる。

 このほかのドライブトレインも高度なもので、高い車高からくるロールを抑えるため、足回りには『3008』が初導入となる『ダイナミック ロールコントロール』を採用。優れたロードホールディングとしなやかな乗り心地を両立している。

■価格

・3008プレミアム:339万円

・3008グリフ:385万円