新図書館 蔵書80万冊 富山市方針、県で最大規模

富山市が同市西町の旧大和跡地に整備する市立図書館の基本方針を話し合う検討委員会(委員長・立野幸雄県立図書館長)の第一回会合が二十一日、同図書館(丸の内)であった。市は、蔵書を県内最大規模の八十万冊とする案を示した。

 現在の蔵書は三十五万冊で、充実を求める声が多かったという。新図書館では開架図書四十万冊、書庫収蔵四十万冊として県立図書館と同じ規模にする方針。

 新図書館のコンセプト案には「地域の情報基盤」や「知的資産の保存庫」、中心部の「にぎわいの拠点」の役割も盛り込んだ。

 委員からは「駐車場を整備してほしい」「多目的ホールも必要」などの意見が出た。

 市は五月に二回目の会合を開き、整備基本方針をまとめる。

 現在の図書館は一九七〇(昭和四十五)年に建てられ老朽化が進み、対策が必要になっていた。

 旧大和跡地で計画されている再開発ビルには、市立図書館のほか、富山第一銀行の本店機能や市の公文書館、ガラス美術館が入居する予定。 (渡辺ゆり)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA